建物に入ると、奥の方から聞こえるガッタンガッタンの音と共に、
僕の半分くらいの小さな小さな体のおばあちゃんが出迎えてくれた。

七尾駅から4駅の能登部駅から徒歩10分、
住宅の周りには田んぼ。奥には里山。そんな景色を見ながら、
能登上布会館へ到着する。会館の前の公園では、おじちゃんおばちゃんがゲートボールをしている。
ついこの前、井の頭公園ではおじちゃんおばちゃんがテニスをしているのを思い出した。自分は50年後何しとるんかな、ゴルフかな、きっとサッカーだろう。

中能登町にあるこの、能登上布会館へ来ようと思ったきっかけは、
いしり亭に併設しているギャラリー葦で、能登上布の作品を販売しているからだ。
特に、先日白山市からの団体客が能登上布の付箋を爆買いしていったことから少し意識して作品を扱うようになり、
麻織体験もできるとのことで、行ってみた。

9:30 能登上布会館へ到着。
冒頭にも書いた小柄なおばあちゃんが出迎えてくれ、中へ入るとうちの母方の曾ばあちゃんくらいの
おばちゃんが二人、ガッタンガッタン音を立て、布を作っていた。
台がずらーっと並ぶ中、おばあちゃんに教えられ、自分も麻織をしてみることになった。
台をガタガタとする理由が分かった。目の前で糸が一本一本繋がっていく。そしてギャラリー葦で見たことのある布が出来上がっていく。
出来上がっていくのが楽しく、作るのに熱中していると時間は過ぎており、

「お茶ですよ〜」の声がかかっていた。どうやらおばちゃん達の小休憩らしい。
なんと、優雅な休日か。おばちゃんたちが休憩しながらどんな会話しとるんかなと、想像しながら僕は布を作っていく。

指導してくれたおばあちゃん、あまり教えるのが慣れていないと自分で言っていたが、
また一人、僕の先生ができた。次は取材しに来るねと約束し、会館を後にした。

 

 

 

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